マムルーク絨毯 手紡ぎ草木染  265x178cm

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Anatolian Conceptがいつか取り扱いと切望していたマムルーク絨毯、これまでご紹介させて頂いていた工房とは別の工房とも取引を開始しました。こちらはその工房からのものになります。もちろんアフガニスタンで手紡ぎ草木染めの羊毛を用いて織り上げられたものです。

当時のマムルーク絨毯の伝統を引き継ぎながらも、もう少し生産性を上げるために1cm平方メートルの中に4x4のノットでおられております。

織り上がった後は天然の石鹸を用いて手洗いされ、仕上がりはツヤツヤ、表面もサラサラツヤツヤで夏でもずっとお使いいただける厚さの7mmで仕上げられております。

アフガニスタン北部に生息する植物を用いた草木染の羊毛で織られており、これからの季節にも似合う様に柔らかな配色のものを買い付けました。織りたてでホジャロシュナイ同様、新品のアフガン絨毯だけのとても清潔な香りが漂っており、すぐに寝転がっておつかいただけます。


マムルーク絨毯ですが、カイロを中心としたイスラム王朝で生まれ、中世の中東、欧州を魅了しました。絨毯全面を埋め尽くす細かな幾何学デザインは、小さなサイズではなかなか実現できず、熟練のデザイナーと、一度に数人で寸分の違いもなくデザインを崩すことなく織ることが出来る織り手が必要となります


アフガニスタン在住のトルクメン人がアフガニスタン北部の工房で織り上げ、治安と輸送、それから商業地的関係でパキスタン経由で世界に輸出しています。

サイズ :約265x178cm
素材  :羊毛 ・ 縦糸および緯糸 綿
ノット: 4x4 / 1cm2
納期 : 国内在庫ですのでゆうぱっくですぐにお届けできます。


マムルーク朝についてAnatolian Concept過去ブログ2015年より抜粋

■マムルーク朝 etc

1250−1517年まで続いたカイロを中心としたイスラム王朝。

エジプトを中心に、アナトリア東部、シリア、ヒジャーズまでを支配したスンナ派のイスラム王朝(1250年 – 1517年)。地域的には現在のサウジアラビア、パレスチナ、スーダン、リビア。当時はアナトリア東部だけでなくカイセリもトーラスもマムルーク朝の領域の中。

幾何学的模様のマムルーク絨毯は、マムルーク朝のQa’it-bayスルタンの時に美術工芸繁栄の時期を迎え、その中で生まれたようだと、当時のイタリアの旅行家バルバロ他いくつかの書物が証明しているようです。あのメディチ家の家具リストの中にもカイロ絨毯があるそうですが、どんな絨毯かとっても気になります!!


1485–1491年、マムルーク朝とオスマン帝国の間で戦争が起こり、オスマン帝国はアナトリア全部とシリアを手に入れたのち、1516−1518年の戦争でマムルーク朝が滅び、その領土はオスマン帝国の手に落ちます。

その後マムルーク絨毯を始めとするカイロ絨毯にはオスマン帝国のテイストが加わるようになり、カイロ絨毯職人であったエジプト人及びツヤのあるエジプト羊毛はイスタンブールに集められ、オスマンテイストを含んだエレガントな宮廷絨毯やマムルーク絨毯が織られたと言われております。


お求め前に必ずお読みください。
◼︎色の見え方はお使いのモニターや環境によって多少異なります。また、撮影は掃き出し窓のある部屋で行なっておりますが、お使いになられるお部屋が腰高窓のみであったり、窓の少ないお部屋ですとワントーン暗く見えることもございますので、ご検討の際はその点をご考慮ください。
■普段のお掃除は掃除機や乾拭き、時々埃をはたいて頂ければと思います。飲料や食品をこぼしてもすぐに軽く湿らせた布巾などで拭いたり吸い取ったりしていただくことで綺麗になりますのでご安心ください。
■電気も満足に通らないアフガニスタン北部の工房にて織られたものです。ハンドメイド品であること、海外製品であることをご了承いただける方のお求めをお待ちしております。

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